2019年2月1日

お見舞いとは

お見舞い

生きていくなかで、病気や怪我によっては病院に入院しなくてはいけません。普段と違う環境の中、不安であろう相手のことを思い、1日も早く快復するようにという願いを込めてお見舞いをします。

お見舞いの際に、なにも持っていかないことは一般的に考えると少し失礼にあたりますので、注意が必要です。お見舞いといってもただ伺うだけではなくマナーというものがあるのでしっかり守り、失礼のないようにしなくてはいけません。

お見舞いのマナー

友人や親族が入院した時は少々落ち着きをなくしてしまい、すぐにでも病院に飛んで行きたいと思われる方も多いのではないでしょうか?

お見舞いに行く際には気をつけなければいけないマナーがあり、タブーなことをすると、相手に失礼となり不愉快に感じさせてしまいます。

訪問のタイミング

訪問のタイミングは容態が安定してからになり、術後2~3日、入院後は4~5日を目安になります。まずは本人や家族にお見舞いに伺っても平気か聞くことが大切です。

もし入院の期間が短い場合(3日以内)は逆にお見舞いを贈ると相手側に気を使わせてしまうので贈らなくて平気です。

訪問時の心がけ

お見舞いの訪問時に心がけなくてはいけないことがありますので紹介します。

  • 診察、リハビリ、食事の時間を事前に確認し訪問しないようにしましょう。
  • 面会時のルールは守りましょう。
  • 自身が体調不良の時は感染源を持ち込むだけなので無理はしないようにしましょう。
  • 発熱、咳、嘔吐、下痢の症状がある時は行かないでください。
  • 病室では、飲食、喫煙はタブーになります。
  • 子供は免疫力が弱いので感染源を持ち込みやすい為、最近では、子供のお見舞いを断る所もあるようです。事前に確認しておきましょう。

もしお見舞いをしに訪問した際に相手が寝ていた場合は、2パターンの対処法があります。下記に該当する場合は、付き添い人、家族の人、ナースにお見舞い品をあずけましょう。

  • 元気ではあるがお昼寝中だった場合は、様子をみながら待ってみましょう。
  • 体調がすぐれず寝ている時はお見舞いしたい気持ちはおさえ、帰るようにしましょう。

時間

面会時間の一般的な時間は患者に負担をかけないように15~20分となり、14~16時の間が一番落ち着いている時間帯になります。

もし相手の方がもう少し居て欲しいという場合は1時間以内にしましょう。相手の様子や体調に合わせて判断するようにします。また、面会時間外はタブーとなりますので注意してください。

人数

お見舞い時の訪問人数は2~3人がベストとされています。

ビジネス社会では上司のお見舞いの際には1人で訪問してしまうと失礼にあたりますので上司に相談し複数人で伺うようにします。

服装

どのような服装でお見舞いに行くのがよいのか、タブーな服装をなるべく避けて訪問するように心掛けましょう。

  • 派手すぎない。
  • ラフすぎない。
  • スポーティーになりすぎない。
  • 強い香水はつけない。

言葉掛け

お見舞いに行った際の言葉掛けでタブーとされていることがあるので、下記に気をつけながら言葉を掛けてあげるようにしましょう。

  • 病気に関する話はコチラから聞いてはいけません。
  • 仕事の話は焦りがでてしまいます。
  • 同情の言葉は掛けず、基本は励ましの言葉掛けをしましょう。
  • 見た目については触れないようにしてあげましょう。
  • 子供の話は楽しい話であれば問題ありませんが、悲しがっていることを伝えてしまうと、不安になってしまいます。

訪問できない場合

お見舞いをしに訪問したい気持ちがあるものの、遠方すぎることで訪問できないことがあります。このような時にはお見舞い品を郵送で贈ったり、現金書留を使い、お見舞い金を贈るようにします。

訪問できない場合は励ましのお手紙も添えてあげることで相手に気持ちが伝わりやすくなります。

お見舞いで贈るもの

お見舞いで贈るものには、お見舞い金と、お見舞い品の2種類になります。家族以外であればどちらかを持っていくのが一般的なマナーです。

お見舞金の場合

お見舞金を贈りたい場合は、偶数ですと割ることができるため不吉を意味していますので、お見舞いの際は割り切ることができない奇数にします。

ちなみに病院に金庫がない場合、お見舞い金をいただいてもしまっておく場所がないため迷惑となる場合がありますので注意してください。現金を包む際の目安、のし袋の種類、手紙を書く際の注意点を紹介します。

金額の目安

お見舞い金についてですが、身内であれば現金でもかまいませんが、ほかの方へは極力避けるようにしましょう。

贈る相手との関係性により、包む金額もかわってきます。

家族 1万円~3万円
姉妹・兄弟 5,000~1万円
友人に複数人で贈る 3,000円
友人に個人で贈る 5,000~1万円
同僚・部下・上司に複数人で贈る 3,000円~5,000円

同僚・部下・上司に関しては、部署全体で贈ることもあるので上司に個々で包むか相談しましょう。個々の場合は5,000円が相場となります。

上司に対しては一般的にはお見舞い金を渡すのは失礼にあたるとされています。ほかにも4,000円、6,000円、9,000円といった不吉な数字は避けて贈るのがマナーです。

のし袋

お見舞い金を贈る際に使用する、のし袋は快復を願い水引は紅白にし、繰り返すことのないように結び切りを使います。

ここで1点注意しなくてはいけないのは、入院は縁起がいいとはいえないので、熨斗の飾りはつけません。ついているので贈ってしまうと失礼にあたります。

ほかには、白無地の封筒や赤帯の入った封筒を使用し、病気やケガが重篤な場合は赤い帯でもかまいません。包む金額は事前に用意するものではないので、新札ではなく普段使用しているお札を使い、肖像が上にくるようにするのがマナーです。

手紙

手紙は明るく前向きな文面にし、快復を願う気持ちを短めにし、下記のことに気をつけながら書きます。

  • 1行目には相手の名前をかきます。
  • 2行目以降には励ましと快復を願う言葉をかきます。
  • お見舞いする相手の体調が思わしくない場合は、家族宛に書くようにしましょう。
  • 病状についてはあまり触れないようにします。
忌み言葉

手紙を書く際にはタブーとなる忌み言葉があるので紹介します。

弱る、消える、死、流れる、落ちる、衰える、枯れる、終わる、長い、続く、苦しむ、重ねて、たびたび、といった言葉になります。ほかにも4、6、9は忌み数となりますので使用しないようにしましょう。

渡し方

お見舞いの際は可能であれば品物を贈る方が好ましいとされているので、渡す際には、「何を贈ろうか迷い、こちらをお見舞いの品のかわりに」「何かのお役に立てれ」ば、と一言添えてからお見舞い金を渡すようにします。

そうすることで相手側も受け取りやすくなります。渡すタイミングは、一般的にはお見舞いの言葉をかけたらすぐに手渡しするのが好ましいといわれています。

お見舞い品の場合

お見舞い品を贈る場合の金額の相場、のし袋の種類、書き方、渡し方の一般的なマナーやタブーを紹介します。なによりも自分の事を心配してくれている上に気遣いまでしていただいて、それだけで贈られた側は喜んでくれます。

相場

お見舞い品の相場はお見舞金と同様になります。上記の金額内でお見舞い品を選び贈ってあげましょう。あまりにも高額な品物になると、逆に相手側に気を使わせてしまうので注意してください。

熨斗(のし)

お見舞い品を贈る際には白いのし紙を選び、熨斗はつけないのがマナーです。種類は表書きには、御見舞いと書くと4文字になってしまい縁起がよくないので、3文字になる御見舞またはお見舞と上の段に書きます。

下の段には自分の名前を書きます。上記よりは小さめな字で書くようにし、毛筆、筆ペン、フェルトペン、サインペンといった太めで濃いペンで書きましょう。

渡し方

入院直後は避けるようにし、4~5日経ってから訪問するようにしましょう。その際に相手の方と対面した時に渡すのが理想的です。

お見舞い品を渡す時には、本人の前で中身を見せて付き添いの方が近くにいる場合は、その方に渡しましょう。近くにだれも居ない時はここに置いておきますねと、机の上におくのがマナー的によいとされています。

お見舞い品のタブー

お見舞い品にタブーとされていることはあるのか?実は、お見舞い品の中にもマナー的に選んではいけないもの、病院の環境によってはタブーとなるものもありますので注意が必要です。

選んではいけないものを避けながら品物を選ぶようにしましょう。

選んではいけないもの

選んではいけないものの中には花、果物、食べ物、パジャマが候補に入っています。なぜ選んではいけないのか理由も紹介します。

お見舞いに花を贈るのはよく見掛けるようにも感じますが、意外と病院内ではマナーが厳しくなっていますので下記の花は極力贈らないようにしましょう。

なぜお見舞いに花がタブーとされているのか。それは病院の中には様々な病気を抱えている方や、花粉症のようなアレルギーを持っている方もいます。もし贈りたい方に問題がなくても、周囲に迷惑を掛けてしまう可能性が高くなります。

現在病院では、お花の持ち込みを禁止している所もありますのでまずは事前に病院へ持って行ってもいいのかを確認しましょう。次にお見舞いの花としてタブーとされている種類と理由を紹介します。

菊・小菊

お葬式で使用される花になり、告別式を連想させます。

薔薇

赤い花は、血を連想させます。

鉢植え

鉢植えは根づくので、病気で寝付くと連想させます。

椿

花の落ち方を見ていると、首から落ちると連想させます。

シクラメン

語呂的に、そのまま死と苦を連想させます。

花束の本数

4、6、9、13本は不吉な本数になりますのでタブーとなります。

基本的には強い色味、強い香りのような刺激の強い花は避けるようにしましょう。どうしてもお花を贈りたい場合は支障のないプリザーブドフラワーが人気です。

果物・食べ物

お見舞いで果物や食べ物を贈りたい場合は、まずお見舞いする相手の病名や状態に合わせなくてはいけません。病名によっては食事制限をされていることがあります。事前に家族に相談してみるのがよいといえます。

基本的には入院中は心身も弱っており食欲も減少していることが多く、そのような時に大量の果物や食べ物が贈られたら正直困ってしまいます。もし贈りたい場合はナマモノや揚げ物は避け、日持ちのするお菓子を贈ると一気に食べなくてすむのでおすすめです。

パジャマ

入院中にパジャマは必需品になりますが、実は鉢植え同様の意味があり、病気で寝付くと連想させてしまうので、贈り物としてはタブーになるので気をつけましょう。

お返しは?

お返しはお見舞い返し(快気祝い)といい全快の報告とともに、お見舞いに来てくれた方に感謝を込めてお返しをします。一般的には病を洗い流せる、病気が残らないようにということから、タオル、そうめん、お菓子をお返しで贈る方が増えています。

お返しには頂いた金額や贈られた品物の1/2~1/3を目安でお返しするようにしましょう。お世話になったからといって高額な物を贈ってしまうと、相手もかしこまってしまうので気をつけましょう。

お見舞いにおすすめ

お見舞い品についてどのような物を贈ればよいのか。正直な所、実用品であれば、すぐに病院で使用できるので喜んでくれます。

入院中使用するであろう物でも、すでに持っているものは重複しないようにしてあげましょう。あげたい贈り物が決らない、何をあげてよいのかわからない場合は下記を参考にしてください。

家族・友人

家族や友人のお見舞いに贈られることが多いのが、入院中に使用できる実用的な品物になります。ブランケットやカーディガンは病院では使用することが本当に多いのでとても助かります。軽めのやつを選び洗濯が楽なのを選びます。

病院ですと消灯時間がとても早いので、今まで夜型で過ごしてきた方はなかなか寝付けず次の日に寝不足になってしまいます。

また寝ようとしても昼寝の時間帯は周りが明るくてグッスリ休めません。そんな時には必須のアイテムといえる、アイマスクを贈ってあげましょう。

入院中、とくに女性は美容に対しては手を抜きたくないという方にはハンドクリームや、ウォーターミストもオススメです。

職場の人

職場の人のお見舞いですと、意外と何を贈っていいのか悩みどころです。そんな時におすすめなのはゼリーです。

食欲がない時でも、のど濃しのよいゼリーでしたら色々な味がありますし、日持ちもいいので人気があります。個別に包装されていると好きな時に口にしやすいのでさらに喜ばれます。

相手の欲しいものがわからないけど、せっかくであれば相手が喜んでくれる品を贈りたいですよね。そのような時はカタログギフトが喜ばれます。

現在では種類も豊富なので、贈られた側もどれにしようか考えたりし楽しむことができます。

上司

上司のお見舞いに贈られるのが多いのが、先々のことを想像できるようにとカタログギフト(体験型)を渡す方が増えています。

カタログギフトと聞くと食べ物やインテリア系の品物が頭に浮かびますが、最近では体験型のカタログギフトもあります。退院してからリフレッシュにどうぞという意味合いをこめて贈るとよいですね。

普通のカタログギフトでも、院内を出れない患者さんにとっては、色々な商品を目にすることができるので、ショッピングをしているような気分になり喜ばれる方もいます。

その他

Posted by water