2019年2月8日

お中元とは

お中元

お中元とは、上半期にお世話になった方に感謝の気持ちや今後もよろしくお願いしますという意味をこめて贈ります。
また真夏の暑さで体調を崩さないようにという気遣いが目的とされています。

お中元とは大切な方との仲を深めてくれる大事な行事の1つとなり、社会人になると上司へ贈ることが多くなるので覚えなくてはいけないマナーの1つともいえます。

お中元の由来は、中国道教の年中行事である三元(上元、中元、下元)の1つであり、起源となるのは7月15日の行われる中元からきています。

中国では、この日に1日中火を焚き、人々が犯した罪を許す神様を祭り、おもてなしすることで罪が許されるという道教の教えにより、お酒や食事を贈り物として差しだしていました。

これに仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)という先祖の霊を供養する行事が混ざり日本に伝わってきました。

最初の頃は親、親戚、近所にお供えものを配っていたのですが江戸時代からは、お世話になった方に贈りものをするという形に変化し、この習慣がお中元と呼ばれるようになりました。

お歳暮とのちがい

お中元とお歳暮は、日頃の感謝を込めて贈ります。
2つともこの点では違いはありませんが、大きな違いは半年間の感謝を伝えるのがお中元であり、1年間の感謝を伝えるのがお歳暮となります。

お中元は夏、お歳暮は冬に贈ると頭に入れておけば覚えやすいかと思います。

暑中見舞いとのちがい

お中元と暑中見舞いは、日頃の感謝を込めて贈ります。
2つの違いは贈る時期が異なるという所です。

お中元を7月の中旬に贈る予定だったが時期が遅れてしまった場合に贈られるのが暑中見舞いとなります。
時期によって言い方がかわるので注意しましょう。

贈る時期

お中元を贈る時期なのですが、地域ごとに違いがあるので注意しなくてはいけません。

少し難しく感じますが、下記の時期を確認し、贈る相手の住まいごとに合わせてお中元を贈ることで、相手側もとても心遣いがあるマナーとして個人の評価も上がるのではないでしょうか。

贈る時期は7月上旬~7月15日となり、中旬までに贈るのが一般的となっています。
では地域別の贈る時期について紹介します。

関東・東北

関東と東北は7月上旬~7月15日となります。
ですが年々早まってきているのが現状です。

理由としては、お中元の期間が短いため配送業者に荷物が集中してしまい、日にち指定ができなくなるので、期間内に確実に届けたいため早まってしまっています。

北陸

北陸の場合、7月上旬~7月15日に贈る地域と、旧盆に贈る地域が混在しています。
地域ごとに調べ贈ることができればよいのですが、どうしてもわからず悩んでしまう場合は、7月15日を目安に贈るとよいでしょう。

北海道・東海・関西・中国・四国

この地域は旧盆に贈るのがマナーとなり7月15日~8月15日頃までに贈るのがよいとされています。

ですが他の地域から早めにお中元が贈られてくることで、こちらの地域の方々も年々早めに贈る方が増えてきて現在では7月上旬に贈る方も増えてきました。
ですので時期内であれば相手に失礼はありません。

北海道に関しては他の地域より配送の時間がかかることを考えて早めに手配するように心掛けましょう。

九州

九州は全国の中でも1番遅い時期とされています。

8月上旬~8月15日頃となり、年々早まっている傾向がありますが、九州に関してはこの時期に贈って問題ありません。

沖縄

沖縄だけは他と違い中国文化の影響により、旧暦の13日、14日、15日にあたる日にお中元を贈ります。

ではいつ贈ればいいのか、それは毎年異なり、2018年は8月23日~25日の3日間が旧暦にあたるお盆の時期となるのでこの3日の間に贈られました。
下記に10年間分のお中元を贈る時期を載せていますのでこの時期に合わせて贈るようにしましょう。

2019年 8月13日~15日
2020年 8月31日~9月2日
2021年 8月20日~22日
2022年 8月10日~12日
2023年 8月28日~30日
2024年 8月16日~18日
2025年 9月4日~6日
2026年 8月26日~28日
2027年 8月14日~16日
2028年 9月1日~3日

お中元のマナー

お中元を初めて贈る方は何に注意すればよいのか正直わからないことだらけなのではないでしょうか?

こちらでは相場や贈り方、贈るのが遅れてしまった場合や相手が喪中だった場合についてのマナーやタブーについて紹介しています。
マナーを守り贈った方に失礼のないようにしましょう。

相場

お中元の相場は関係性や感謝の気持ちにより前後はしますが、一般的な相場は3,000~5,000円とされています。

親戚・知人 3,000~4,000円
仕事関連の上司 5,000円
仕事関連の取引先 3,000円~1万円
義理の両親・特別お世話になった方 5,000円~1万円

親同士が贈りあうことも多く義理の両親に関しては相場も高めになっています。

注意しなくてはいけないのは年度ごとに金額を変更するのはタブーとなり、1度決めた相場は来年以降も維持しなくてはいけません。
負担がない金額で贈りあうことも相手への思いやりとなります。

贈る相手

お中元はお世話になった方々へ贈るものなので下記の方々があてはまります。

  • お世話になった目上の方
  • 会社の上司
  • 義理の両親
  • 兄弟姉妹
  • 親戚
  • 日頃からお世話になっている友人や知人

贈り物がタブーな人

お中元は誰にでも贈っても平気そうに思われますが、せっかく贈っても返品しざるおえない方もいるので把握しておきましょう。

基本的には公務員の方、政治家の方、学校の先生があてはまります。
お中元を贈ってくれる気持ちにはとても感謝しますが、贈り物のやり取りが禁止されているのが現状です。

親戚であれば問題はないとされていますが、上記の職業の方であれば事前にお中元を送っても平気か確認しておきましょう。

熨斗(のし)

お中元を贈る際の熨斗はとても重要といえるマナーになります。

のし紙の種類ですが、水引は紅白で、5本か7本の花結び(蝶結び)を使用し熨斗がついている物を選びます。

表書きには濃い色の墨や太いペンを使用し、最もなじみのある書体である楷書体で書くことで読みやすくなります。
結び目の上には、御中元もしくは、お中元と書き、結び目の下には、上の段よりは小さめにしフルネームを書きます。

のし紙のかけ方も、品物に直接掛けてしまう内のしと、包装紙の上からかける外のしと2種類あります。
一般的なのは、外のしとなります。

贈り方

お中元は、お伺いする前に電話を1本いれて相手側の予定を確認し、午前10~11時、午後14~16時の時間帯に相手のお宅にお伺いして直接手渡しするのが一般的な贈り方のマナーです。

贈り物は風呂敷に包み、渡す際には風呂敷をほどき、表書きが相手側から読めるように渡します。

昔なら持って行くのが一般的でしたが、最近の方は相手に気を使わせないようにと郵送する方が増えてきたのと、インターネットで注文しそのまま相手方のお宅に配送する方も増えています。

その際は贈り物が相手のお宅に届く頃に手紙を贈るのがマナーとなります。
文面には挨拶の他にも何をいつ贈ったかも記載することで相手もどの品物が贈られてきたのかわかりやすくなります。

遅れてしまった場合

お中元を贈る気でいたのに時期が遅れてしまった場合も心配いりません。
7月15日以降になってしまった場合は、暑中見舞いとして贈れば問題ありません。

その際は表書きには御中元ではなく、暑中御見舞、目上の方であれば暑中御伺いと書くようにしましょう。

喪中時の対応

お中元は喪中の際にも贈って平気なのか?イメージ的には贈り物なので避けなくてはいけないかと思われがちですが、お中元はお祝いごとではないので、気にせず贈ってしまって問題ありません。

ですが四十九日の前であれば少し時期をずらし、相手への配慮として暑中見舞いとして無地ののし紙で贈りましょう。

断る方法

お中元を断る場合、受け取りを拒否してしまうのは1番失礼にあたります。

相手に不快な思いをさせてしまう状況を避けるためにも、今後は断ると決めた年のお中元を頂いたら、しっかりお中元をお返しし、お礼状に今までの贈り物に対しての感謝を述べ、今後はお気持ちのみ頂戴しますと、今後のお中元に対し、お断りする文面を書きましょう。

最後に今後ともかわらぬお付き合いを・・・と添えることで、相手側も嫌な気持ちにはなりません。
お断りを入れたにもかかわらず、再度贈ってくる方もいます。その場合は倍の金額の贈り物をすることで、今後はこのような気遣いは不要ですという意味合いがあります。

お中元のタブー

お中元でタブーとされている贈り物がありますので紹介します。
なるべく避けるようにしましょう。

商品券 目上に方に対して金額がわかるものは失礼にあたることがあります
年配に方に肌着 人によっては失礼にあたることがあるので注意が必要です
履物 履物は踏みつけるという意味があるので目上の方にはタブーな贈り物となります
時計・万年筆 もっと勉学に励んでくださいという意味があるので目上の方にはタブーな贈り物となります

選び方

お中元の贈り物を選ぶ際にはいくつかのことを気をつければ基本的には喜んでくれます。選び方のコツとしては下記を参考にしてみてください。

  • 大事なことは贈る相手のことを考える。
  • 好き嫌いが分かれそうな贈り物は避ける。
  • 夏の時期に贈られるので賞味期限の短いものは避ける。
  • 相手の家族構成を把握し、家族の人数が少ない場合は量より質で選ぶ。
  • 家族の人数が多い場合は、皆で楽しめる物を選ぶ。
  • 家族構成がわからない場合は実用品やカタログギフトを贈る。

お返しは?

お中元は目下の方が目上の方に送る贈り物となるので基本的にはお返しの必要ありません。
そのかわりに、お礼状は送るようにしましょう。
品物が届いてから3日以内に返すのが一般的なマナーとなります。

ですが、お礼状だけでは足りないと思われる方も多く、お返しとしてではなく親交を深めるためにと毎年同等の金額の品物を贈り合う方も増えています。

お中元のおすすめ

お中元のおすすめですが基本的には自分が貰って嬉しいものを選んだり、相手の好みを把握し贈るようにすると相手も喜んでくれます。 1番無難とされているのは食料品、消耗品となります。

  • 普段自分では購入しない高級品を贈りましょう。ハム、ソーセージはお中元の定番となっています。
  • 暑い時期に贈られるお中元となるので、夏らしいものを贈りましょう。そうめん、うどん、うなぎ、フルーツ、ゼリーが人気です。
  • 日常の生活の中で消費するものは人気があります。食用油、ドレッシングなどになります。
  • ジュースといった飲料品も定番です。ビールが好きならビールを贈るなど相手に合わせて選ぶとよいでしょう。
  • お中元の定番 ハム・ソーセージ
    夏らしいもの そうめん・うどん・うなぎ・フルーツ・ゼリー
    消耗品 食用油・ドレッシング
    飲料品 ジュース・ビール

あいさつ

Posted by water