2019年2月19日

結婚祝いとは

結婚祝い

これから結婚する新郎新婦への贈りものが結婚祝いです。何よりもお祝いの気持ちが大事ですが、贈りものに関しても少しでも喜ばれるものを贈りたいものです。

ここでは結婚祝いの贈り方や、結婚式へ出席してご祝儀やお祝いの品を渡す際、知っているつもりだったマナーやタブーもあらためてチェックできるようご紹介しています。

知らなかった人はこちらで覚え、知っている人はもういちど読んでおさらいして、気持ちよく二人の門出をお祝いしましょう。

さらに、人生ではじめて結婚祝いを送ったり、喜ばれるお祝い品が何か迷っているという人にもわかりやすく、結婚祝いの選び方や厳選したお祝いの品をご紹介します。

ちなみに、「結婚祝い」と「結婚内祝い」は似ていてわかりづらいものですが、結婚祝いが結婚した夫婦へ送るお祝い、結婚内祝いが結婚した夫婦から、お祝いをくれた人やお世話になった人へ送る幸せのおすそ分けという違いがあります。

お祝いの仕方

結婚祝いの仕方

まずは結婚祝いを渡すシーンである、結婚式や披露宴でのお祝いの仕方ついてご紹介します。

招待状

結婚式に出席する場合は、教会や神前などでの結婚を誓う儀式である結婚式と、結婚したことをお披露目する披露宴があります。招待状には詳細が書いてあり、たいていの場合、返信用のはがきなどが添えられています。

披露宴だけを結婚パーティーとして行ったり、結婚式と披露宴を同じ日に行うといった流れは、招待状に記載してあるので、どちらに出席するかなどを返信して当日参加しましょう。

招待状は届いた日から2~7日で返送し、毛筆か黒の万年筆で記入するのが理想です。

欠席の場合

欠席する際は返信はがきを出す前に、メールや電話でお祝いの言葉と欠席の旨を伝えましょう。その際、できるだけ出席できるよう調整することを伝えるのも良いでしょう。

結婚式に参加

結婚式には教会式、神前式、仏前式、人前式といったように、宗派や無宗教などで違いがありますが、どれも立会人に対して結婚の誓いを見届けてもらう儀式という点では同じです。

ちなみに結婚式を挙げるという意味の挙式も結婚式と同じ意味です。結婚式の所要時間は1時間ほどが一般的です。

披露宴に参加

披露宴は結婚したことや結婚相手をお世話になっている人に披露するパーティーです。勘違いしがちですが「挙式=披露宴」ではありません。

少しくだけた印象の結婚パーティーは披露宴と同じ意味合いです。披露宴は2~3時間ほどが一般的です。

当日はお祝いの気持ちが大きくうれしいものですが、知らない人と同じテーブルになることもあります。お互いが気持ちの良いパーティーになるよう、ハメを外しすぎない心構えが良いかもしれません。

2次会に参加

2次会は、親戚、知人、仕事関係の人にパートナーをお披露目する披露宴よりも、友人を招待して楽しむカジュアルな会という傾向が強いパーティーです。

披露宴から参加している人は2次会への参加方法をよく聞いて、移動方法や参加費など、幹事さんの指示に従い出席しましょう。参加費はすぐに支払うために使うこともあるので、そのまま渡したり、封をしていない封筒に入れて渡すのがスマートです。

2次会から参加する場合はご祝儀などの結婚祝いを持って行って渡す場合もあります。

式には参加しない場合

式に参加しない場合は、披露宴が行われるより前に、プレゼントやご祝儀など何かの形でお祝いするのが礼儀といわれています。できれば手渡しで渡したいものですが、まずは相手の都合を聞きましょう。

当日は祝電を送りお祝いの気持ちを伝えると喜ばれるでしょう。

結婚祝いのマナー

結婚祝いのマナー

結婚のお祝いにも日本ならではの細やかなマナーがあるので、覚えておきましょう。 また、結婚祝いというと商品を連想することが多いものですが、もちろん現金も結婚祝いに含まれます。

身だしなみ

まずは挙式や披露宴での身だしなみのマナーからみていきましょう。

親族

親族は男性の場合、フォーマルなブラックスーツを着ることが一般的です。新郎新婦の父親であれば昼間の挙式の場合はモーニング、夕方から夜は燕尾服が正式な礼装です。

夜は準礼装であるタキシードを着ることも多くなっています。母親は黒留袖が一般的です。

兄弟は男性がブラックスーツやタキシード、女性は未婚が振袖、既婚は色留袖、洋装ならセミドレスやカクテルドレスを着用します。

親戚は一般的な男性、女性の服装と同じでも大丈夫ですが、親戚として参加するぶん、ややフォーマルを心がけましょう。

男性

男性は新郎とかぶらない範囲でのスーツや礼服で、ネクタイや靴にも気をつかいましょう。新郎に対して目立ちすぎない服を着用するのも礼儀です。

女性

女性の場合、白以外の明るい色の服装や、黒のドレスの場合は小物などで華やかさをプラスすれば問題ありません。

白系はNGですが、例外としてパールはOKです。

2次会での「平服でお越しください」って?

「平服でお越しください」という案内を目にすることがありますが、平服とは正礼装、準礼装に対しての略礼装をさし、普段着のことではないので、男性はスーツやジャケット、女性はワンピースなどが好ましいとされます。

現金の場合

結婚祝い_現金の場合

結婚祝いは広い意味で現金も含まれます。結婚式では現金の結婚祝いであるご祝儀を渡すことが一般的です。

ご祝儀の作法を知ることは大人としてのマナーですが、意外と知らないことも多いので、ここで改めてまとめてご紹介します。

相場

ご祝儀には相場があり、少なすぎるのは失礼なのはもちろん、多すぎても困るものとされています。

会費制の場合は金額が決まっており、会費以外のご祝儀は不要とされることが一般的ですが、招待制の披露宴の場合、2万円~3万円が相場で、兄弟であったり、関係が深い友人や親戚、自分が職場の上司である場合などは、5万円を包むことが多いようです。

そのほか家族や親族は、親族間で事前に打ち合わせして金額を決めておくというケースもあります。

以前は割り切れる数字は良くないと言われていましたが、現在は二人の幸せをお祈りしますという意味で、2万円を包むことも増えてきているようです。

お子さん連れで参加する場合、3歳児以下なら金額は大人1名と同様でもかまいません。お子様用の料理が必要になる小学生くらいからは、お子さん1人1万円を包みます。

この際、金額が縁起の悪い数字になっても、5千円札などを使って奇数にすれば問題ありません。

ご祝儀袋

ご祝儀袋も包む金額により種類が異なります。金額に見合うご祝儀袋を選ぶのがマナーです。入れる金額の1/100ほどの値段のご祝儀袋を選ぶのが目安だとされます。

水引きと呼ばれる装飾は、一度結んだらほどけない結び切りの水引きがついたものを選びましょう。

ほかの慶事で使うことの多い、ほどくことができる蝶結びの水切りは、結婚祝いでは何度も結婚するという意味合いになるため、ほとんど使われません。

1万円~3万円の場合、あわじ結びの結び切りと、短冊の表書きのついたものが多く選ばれます。

3万円~5万円では表書きが短冊ではなく、檀紙という波状に織り込まれた表書きがついたものが選ばれます。

5万円以上になると和紙の袋に吉祥模様や鶴、亀がついたものが格式の高いものが選ばれます。

中袋

毛筆、筆ペンを使うのが理想です。これらが苦手な人はサインペンを使うのもマナーとしては問題ありません。ボールペンや万年筆は使いません。薄い墨は不祝儀用です。濃い墨で書きます。

中袋表側には「金 〇萬圓」と、漢数字と旧字体を使うのが正式です。ただし近年は普通の漢数字でも構わないとされています。旧字体は壱、弐、参、伍、拾、萬などが良く使われます。あまり使いませんが、千は仟となります。

よく金額の最後に也(なり)をつけますが、正式には10万円以上包む際につけるものなので、10万円未満であればつけなくても構いません。

中袋裏には住所、氏名を記入します。これは上包みを外しても誰からのものかわかるようにする配慮なので、忘れずに記入しましょう。

中袋のないタイプのご祝儀袋は袋の裏面左下に記入します。

表書き

表書きも中袋と同様、濃い墨の毛筆、筆ペン、もしくはサインペンで書きます。表の中央上部に寿、壽、御結婚御祝などを記入するのが一般的です。短冊がついているものは短冊に記入します。

贈り主の名前は水引きの下に書きます。肩書などを書く場合、名前の右上に小さく書きます。夫婦連名の場合は苗字はひとつにする場合が多いですが、それぞれつけても構いません。

家族の場合は通常、短冊なら2名、直接書く場合でも3名までにするか、世帯主の名前だけを記入し、他家族一同と記入します。この場合は家族の名前を書いた紙を中袋に入れておくようにします。この紙にも書き方があり、上部に寿、下に右から夫、妻、子供の順で記入します。

贈り主が外国名の場合、基本はカタカナで書き、カタカナが書けない場合はアルファベットで縦書きします。

お金を集めた連名の場合は「総務部一同」などといった書き方をします。友人同士の連名は年齢や地位の高い人を中心に書き、そこから左に名前を並べます。ただし、この書き方だとバランスが悪いので、中央に揃えてもOKです。

連名の場合も家族と同様、短冊は2名、直接書く場合も3名とし、代表者+他一同と表書きして、別紙に全員の住所と名前を記入し中袋に入れます。

例外として、水引きの上、左端に新郎や新婦の宛名を書く場合、宛名に一番近い場所が格上となります。つまり、通常とは並び順が逆になることもあるということです。

渡し方

ご祝儀を渡すタイミングは親族の場合、結婚式前までに渡すことが通例です。親族以外は披露宴の受付で渡します。事前に渡す際は、大安や友引の日を選ぶとよいとされます。

袱紗(ふくさ)

ご祝儀を渡す際は袱紗(ふくさ)と呼ばれる布に包んで渡します。お祝いの際の袱紗は暖色系か、紫のものを使います。ない場合はハンカチでも代用できます。バッグかスーツの内ポケットに用意しておきます。

渡す際は以下のような順番が正しい作法とされています。

  1. 袱紗のまま相手に差し出す
  2. 右と下(自分側)を開き
  3. 下に向かってご祝儀を取り出す
  4. 袱紗の上に左手でご祝儀を持ち、右手で袱紗をたたむ
  5. 右回し(時計回り)でご祝儀袋を180度回し、相手に向ける
    (この際左回しにするとお悔やみの作法となるので注意)

「この度はおめでとうございます」といった言葉を添えて渡しましょう。

プレゼントの場合

結婚のお祝いはご祝儀よりも形あるものを選ぶことも多くありますが、ご祝儀よりも作法や金額などがわかりにくいものです。

相場

プレゼントの場合、基準となるのは自分の披露宴で頂いた金額と同じ金額のものをプレゼントするというのが、ひとつの目安となります。結婚していない人は、一人で贈るなら1~2万円と基準として考えます。

ご祝儀を渡し、プレゼントもする場合は5,000円ほどを目安にします。

書き方

結婚祝いのプレゼントにはのし紙(熨斗紙)を添えるのが礼儀です。包装紙の上からのし紙をつけるのが一般的です。

のし紙は印刷などの水引きと、のしがついた紙です。水引きの上段にご結婚御祝、御祝などと書き、水引の下に贈り主の名前を入れます。書き方はほとんどご祝儀と同じです。水引きもご祝儀と同じく結び切りを選びます。

贈り方

ご祝儀の場合、ほとんどが披露宴やパーティーの場で渡すものですが、結婚祝いは結婚式の前後1~2か月か、結婚報告を受けた1か月以内が理想です。

大安や先勝の日の午前中が良いとされます。配送の場合は相手の都合のいい日を優先させましょう。プレゼントに関しては結婚式当日に渡すと、荷物になってしまうので、別の日に渡しましょう。

いずれの際もお祝いの気持ちを込めたメッセージを添えると喜ばれます。

再婚や授かり婚の際のマナー

再婚や授かり婚の場合は、結婚祝いとお祝いの相場や贈る際のマナーが異なることもあります。

再婚

再婚の結婚祝いでも1度目の結婚式に出席していなければ、初婚と同じ相場となります。1度目に出席している場合は2万円とする人が多いようです。

授かり婚

お腹に赤ちゃんがいる授かり婚の場合、出産前に結婚祝いを贈り、赤ちゃんが元気に生まれてから出産祝いを贈りましょう。

結婚祝いのタブー

結婚祝いのタブー

結婚祝いや結婚祝いの品物には注意点や、選ぶのを避けたほうが良いタブーがあります。

身だしなみ

式場での身だしなみは、男性の場合、Tシャツなどの普段着や新郎より目立つような派手な衣装はNGです。

女性の場合、白は新婦のための色なので、白いドレスは好ましくありません。全身黒や、グレーパールなども弔事を連想させるためNGです。

おなじく新婦が身につけることが多い、大ぶりのアクセサリーや生花、ティアラを連想させるアクセサリーは避けましょう。また、フォーマルな場での時計の着用もNGとされることは意外と知られていないことです。

式場、披露宴

友人代表や職場の上司としてのスピーチなど、結婚式であいさつする機会が訪れた際には使ってはいけない忌み語というものがあります。

絶える、分かれる、倒れる、破れる、失うといったフレーズは避けましょう。どうしても使う必要があるときも言い換えることはできるものです。嫌いは好きではない、といったふうに、うまく言い換えましょう。

色々な人が来ている場所ですので、政治や宗教といった話も控えたほうが良いでしょう。

ご祝儀

グレーの毛筆は不祝儀の色なのでうっかり使わないよう要注意です。

割り切れる数字や苦労、死などマイナスを連想させる数字はタブーです。4、6、9は避けましょう。

選んではいけないもの

縁起の悪い数字や忌みごとを連想するものは避けてください。日本茶は香典返しに使うためふさわしくありません。死者の顔にかける白布を連想させるハンカチも避けたほうが良いプレゼントです。

苦と死を連想させる櫛も贈るのを控えたほうがいいといわれる商品です。キッチン用品は喜ばれるギフトですが、縁を切るという連想からナイフや包丁もNGです。

別れを連想させるということで、割れものもやめましょう。

お返しは?

結婚のお返しは大きく分けて3種類あります。

結婚内祝い

結婚内祝いは結婚をしたことをお披露目する目的であり、幸せをおすそ分けするといった意味があります。

そのため、結婚祝いのお返しとして結婚内祝いをもらうのが一般的ですが、結婚祝いをあげていなくても内祝いを頂くことがあります。

引き出物

引き出物は以前は披露宴の料理を一部、家に持ち帰るよう折り詰めにしたものを引き出物としていましたが、今はお菓子や記念品、カタログギフトが主流となっています。

結婚式のお礼金

遠方の来客に対して渡すお車代や式場での司会者などへのお礼がお礼金です。

結婚祝いのおすすめ

結婚祝いのおすすめ

結婚祝いに迷っても大丈夫です。選び方のコツとおすすめの贈りものをご紹介します。

選び方のコツ

これから新生活をはじめる新郎新婦には実用品が喜ばれるものです。そのため、贈り物にタブーはありますが、相手側から欲しいものの要望がある場合は、それがタブーとされていても、希望のものをプレゼントしましょう。

相手に確認が必要になりますが、コーヒーメーカー、オーブントースター、暖房器具など、自分で買うには迷うような必需品以外の電化製品も好まれます。

また、おめでたいことなので、花や、達磨のような縁起物をプレゼントすることもあります。達磨にも名前を入れられるサービスがあり、そのほか名前を入れた記念品を渡すのも定番の1つです。

気持ちが伝わるお祝いができれば、お互いにとって心に残る結婚祝いとなるでしょう。ぜひみなさんもこれらのことを参考になさってください。

お祝い

Posted by siro