2019年2月1日

成人祝いとは

成人祝い

成人祝いとは20歳となる新成人が大人の仲間入りをする節目のお祝いです。
毎年1月には20歳になった青年を祝い、励ます祝日として成人の日があります。

ご自分のお子さんを含め、身近にいる子供が成人する際は成人祝いを贈って祝いたいものですが、実際どのタイミングでお祝いしたり贈りものを贈ればよいのか、成人祝いの祝い方やマナーはどういったものなのか、また、してはいけないタブーや贈るのを控えたほうがいい贈りものがあるのかなど、成人祝いに贈れば喜ばれること間違いなしの贈りものも含めてご紹介します。

成人の日と成人式

日本は1999年までは前年の成人の日から当年の成人の日まで誕生日を迎える人を成人として祝っていましたが、2000年のハッピーマンデー制度以降は、前年の4月2日から当年の4月1日までの学齢で成人を祝う方式に変わっています。

また、民法が改正され、2022年4月1日から明治9年に太政官布告で定められた成人年齢20歳を、18歳に引き下げる改正法が施行されます。

ちなみに世界の成年年齢は、欧州諸国やアメリカの多くの州をはじめ世界のほとんどの国が18歳と定められています。低いところではサウジアラビアが15歳未満、インドネシアやイランなどが15歳、オーストリア、カンボジア、キューバ、ベトナムなどが16歳となっています。

日本の隣国では、北朝鮮が17歳、中国が18歳、韓国が19歳、台湾が20歳となっています。

バーレーン、カメルーン、アラブ首長国連邦、シンガポールなど一部の国は21歳を成年年齢と定めています。

お祝いの仕方

成人祝いはどのように行うとよいか、贈る時期などを紹介します。お祝いは身内など近しい人で行うことが多いので、家族での食事などで済ませることもありますが、お祝い金や品物を贈るというのが一般的です。

また、成人式で友人同士が久しぶりに顔を合わせるということもあるので、友人同士での会食という祝い方も浸透しています。

贈る時期

成人祝いを贈る時期は20歳の誕生日に合わせることは少なく、1月初めから成人の日となる成人式までに贈るのがマナーだとされています。ただ、成人式を過ぎてしまっても早めにお祝いすれば問題ありません。

結婚祝いや出産祝いなどの他のお祝いと違い、身内でお祝いするものであるため、取引先であったり関係性の浅い間柄である場合は、お祝いを贈らなくても構いません。

成人祝いのマナー

成人祝いは子供が自分たちと同じ大人の仲間入りをする節目のお祝いです。そのため、大人としての振る舞いを態度で示す意味でも、お祝いのマナーを知っておくことはとても大事なことです。

現金の場合

大人になってからの付き合いや必要なものを買いそろえるのに、現金のお祝いも喜ばれるため、成人祝いにはお祝い金やギフト券などを渡すことも多くあります。

金額の相場

成人祝に包む金額は本人との関係性によって違いがあります。最も高額ですと祖父母などから1万円~5万円、おじ・おばだと1万円~、その他の親類や近しい間柄の知人で5,000円ほどが相場となっています。

ご祝儀袋

お祝い金を包む場合は、のしという飾りと水引きのついたご祝儀袋を用意します。成人祝いには紅白で蝶結びののし袋を選びましょう。

まず中袋、表書きともに濃い墨を使った毛筆か筆ペン、フェルトペンで記入します。

中袋つきのものを用意する場合、表には金壱萬圓と旧字体を用いて記入します。10万円を超える場合は也をつけて金拾萬圓也と書きましょう。ただ近年は普通の漢数字でも良いとされています。裏は左側に住所と氏名をフルネームで書きます。

外袋には紅白で花結びやあわび結びの水引きがついたものがよく選ばれます。もちろん蝶結びでも構いません。水引きの上に御成人御祝、祝御成人、祝成人、または賀成人式(せいじんしきをがす)と書き、水引きの下に氏名を記入します。

中袋のないご祝儀袋の場合は、外袋の時と同じように表書きし、裏に金額と住所を書きます。

記入が済んだらお金を入れるのを忘れないようにしましょう。お札の肖像が表を向き、上部に来るように入れます。お祝い事には新券を用意し包むのがマナーです。

渡し方

近しい間柄で行われる成人祝いは、袱紗(ふくさ)に包んだりする渡し方の厳密なマナーはありません。お祝いの言葉とともに直接渡すとよいでしょう。

現金書留で郵送することもあります。主にタイミングが遅れそうな場合や会いに行けないときには郵送します。この場合、ご祝儀袋のほかにお祝いのメッセージも一緒に入れておくとよいでしょう。

郵便局に行くと現金書留専用の封筒があるので、購入してその中に入れ窓口で手続きします。

品物の場合

成人祝いに贈るのは現金以外にも、成人後に大人として必要になってくる役立ちそうな品物を贈るのもおすすめです。

金額の相場

品物の場合の相場は贈りもの次第です。1万円~5万円ほどが目安になりますが、かわいいお孫さんのためにお祝いしたいという場合は、振袖や高価なジュエリー、腕時計、オーダーの礼服、スーツといった贈り物を選ぶことも少なくないため、この場合は金額も高額になります。

のしの書き方

商品にはのし紙をつけます。のし袋と違い、のしや水引きは飾りものではなく印刷されているのが一般的です。水引きは赤白で、蝶結びのものを選びます。

水引きの上には御成人御祝、祝御成人、祝成人、または賀成人式(せいじんしきをがす)といった表書きし、水引きの下に氏名をフルネームで記入しましょう。

贈り方

直接会って品物を渡す場合には、相手の都合を聞いたうえで会い、お祝いの言葉とともに渡しましょう。

直接会うタイミングがつかない場合はメッセージを添えて郵送することもあります。郵送の際にはのしが傷んでしまうことがあるため、内のしと呼ばれる包装紙の下にのしをかける方法をとります。

成人祝いのタブー

成人祝いに贈ってはいけないものや注意点といったタブーをご紹介します。

注意点

成人祝いだけの特別なタブーというものは特にありませんが、お祝い事での贈り物には注意するべき点がいくつかあります。

まずはご祝儀袋やのし紙の書き方について、薄墨で書くのは不祝儀の時に限られるためタブーとなっています。濃い墨を使い楷書ではっきりと書きましょう。

郵送で贈り物をする際は、商品だけを送りつけるのはマナー違反です。メッセージを添えて送るようにしましょう。

あまり喜ばれないもの

自分の好みで品物を選ぶと、相手にとっても好みのものであるとは限りません。成人のお祝いにお酒を贈るケースはこれまでもありましたが、年々お酒を飲む若者が減ってきていることなどから、相手が喜ぶかわからない品物は選ぶ際には相手に確認するなど注意が必要です。

娘や孫に振袖をプレゼントする、というのも定番ですが、その柄に関して本人が気に入らず喜ばれなかったという話もよく聞く失敗談です。

おめでたいお祝いなので、縁起の悪さを連想する商品も選ばないように心がけましょう。日本では4は死、9は苦を連想させるといわれます。例えば櫛やシクラメンの花は苦と死をイメージするので慶事の贈りものに選ばれることはほとんどないようです。

同じように縁起の悪さを連想させるものとしては、白い布は亡くなった人の装束に使われるため、振袖に巻く白いショールなどは構いませんが、ハンカチなど白い布を贈るのは控えましょう。

お返しは?

成人すると大人の仲間入りとなりますが、成人祝いは子供への入学祝などと同様、子供の成長を願うお祝いのためお返しは必要ありません。

ただしお礼状や電話でお礼を伝えることは忘れずに心がけましょう。

もしお世話になった人で成人を祝う食事会などに招いていない人に内祝いを出す場合は、成人の日の後1週間以内を目安に贈るように心がけましょう。

成人祝いのおすすめ

成人祝いの贈りものは男女共通のお祝いもありますが、男性と女性で喜ばれるプレゼントに違いがあります。それぞれまとめましたのでご覧ください。

男性には

まず人気となる定番として、これから社会人として成長していく大人の手元を飾る腕時計があります。携帯電話が普及した今も腕時計の人気は変わりません。

身につけるのに相応しい大人になってからなら高級時計も良いかもしれませんが、成人したばかりの男性は高級な腕時計よりも、身の丈に合ったものを身につける方が良いというのが世間一般の考えですので、高価すぎるものは控えておくべきでしょう。

財布や名刺入れといった社会人に相応しいビジネスグッズも手堅い人気があります。一時期は名前を入れたUSBメモリを贈るというような風潮もありましたが、スマートフォンの普及やデータのクラウド管理化がすすんだことにより、今はそれほど選ばれていないようです。

逆にいつの時代も一定の需要があるのは万年筆やボールペンなどの高級文具です。良いものを大事に持ち続ける大人に相応しい贈りもののひとつです。

結婚式などへの参加の際にも着られる、社会人に必要な良い生地のスーツやオーダーシャツ、ネクタイ。変わったところではネクタイピン、カフス、カフスシャツといったアイテムも贈る側の個性を出せる成人祝いとなります。

女性には

成人と言えば成人式。一番大きな贈り物としては成人式にはかかせない未婚女性が着る礼装である振袖があります。

一方で、衣服を贈るなら成人式以外にほとんど着る機会のない振袖よりも、社会人になってからも着る機会が多いビジネススーツなどのほうが人気であるというデータも出ています。

男性と同じく財布と腕時計は定番ギフトです。女性ならではと言えば小物やジュエリーなどのファッションアイテムや、そして何といってもバッグが人気です。

生花やブリザードフラワーの贈りものも喜ばれるお祝いのひとつです。お菓子やお酒となると好みもありますし、女性ならではの体型を気にしていたりすることから、事前に欲しいか聞いておいた方が間違いないでしょう。

お祝い

Posted by siro