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卒業祝いで使える!18のメッセージ

卒業祝いは卒業という大きな区切りで、新しい進路へと進む前にこれまでの日々をねぎらい贈る節目のお祝いです。
当記事を読んでいただいている皆様も、これまでお祝いしてもらったことがあるのではないでしょうか。
幼稚園から小学校、中学校、高校、専門学校、大学など、それぞれの卒業によってお祝いの内容も異なりますが、この時に贈られたメッセージが、進学先や就職先での励みになったり、大人になっても時々思い出す言葉になったりすることもあります。
ここではそんな卒業祝いのメッセージですぐに使える例文を、小学校~専門・大学の更に男女別で8項目18文例に分けて掲載させていただきます。
また、卒業祝いは入学祝いや就職祝いと時期が重なるので、卒業する月の中旬から下旬を目安に、入学や就職の前までに贈るようにしましょう。
卒業祝いと入学、就職祝いをまとめて贈る場合は、入学、就職祝いの方がお祝いの意味が大きいとされますので、入学祝いや就職祝いに合わせて贈るほうがよいとされます。
卒業祝いに重要なメッセージ

卒業祝いのメッセージはお祝いの品以上に大切です。子供たちにとって大人からの心温まるメッセージは心に刻まれ、その後の人生で度々思い出す大切な宝物のようになることもあります。
その内容は小学校、中学校、高校、大学でも大きく異なります。いずれも共通するのは、その先にある未来を応援している気持ちを伝えることです。
ここではそういった世代別で、さらに男女別に分けて、すぐにでもお使いいただける文例をご紹介します。
小学校卒業のメッセージ

小学校は6年もの歳月があります。子供にとっての6年は大人以上に長く感じるものです。
この6年で子供は大きく成長し、もう少しで中学生と、1つ大人の階段を上ります。
そのためこの6年をねぎらったり、少し大人になる相手に対して、大人に近い扱いをするような文体にするといった工夫をするとよいでしょう。
中学校というまったくあたらしい環境に対する不安を少しでも和らげるような内容を込めるのも良いかもしれません。
男子
●●くんへ
小学校卒業おめでとう。
6年間元気いっぱい本当によくがんばりましたね。
これまでできた友達や、これから知り合う友達、先生を大切に
中学生活も勉強にスポーツにがんばってくださいね。
中学校は挑戦の場です。失敗を恐れず、元気に明るく、精一杯進む姿を楽しみにしています。
中学校から始まる新生活を楽しみに思える内容なら、心配や不安も減ります。
●●さんへ
小学校ご卒業おめでとう。
小学校の6年間はどうでしたか?
中学校は小学校以上に楽しいこともたくさんあります。
その分、大変なこともたくさんあります。
でも、小学校の6年間の努力や仲間がきっと助けとなってくれます。
勉強もスポーツも精いっぱい頑張って、中学生活でもたくさんいい思い出を作ってください。
小学校の6年間がきっと役立つことを伝えるのもいいでしょう
女子
●●さんへ
小学校卒業おめでとう。
あんなに小さかった●●さんがすっかりおねえさんになりましたね。
中学生活は更に楽しいことも苦しいこともたくさんあることでしょう。
でも●●さんなら大丈夫。いつでも応援しています。
おねえさんになったというように、大人になったことを客観的に認めてもらうのはうれしいものです。
●●さんへ
小学校ご卒業おめでとうございます。
小学校でできたお友達やたくさんの思い出は、中学校でも
きっと●●さんの支えとなってくれるでしょう。
楽しいことも苦しいこともたくさんある中学生活ですが
何事にも一生懸命取り組んで自分の夢を見つけてください。
将来への夢が膨らむはじまりの季節です。そういった前向きな気持ちの背中を押してあげましょう。
中学校卒業のメッセージ

中学校では義務教育が終わり、高校では通学環境や友人なども変わり、生活にも大きな変化があります。
また、この先の専門学校、大学進学や就職など、人生の進路を決める時期で勉強なども一層難しくなりますが、これらを不安としてあおらず、応援する気持ちでメッセージを伝えるとよいでしょう。
男子
●●さんへ
卒業おめでとう。
勉強もスポーツも一生懸命励み、この3年間、心身ともに大きく成長したことと思います。
高校生活はこれまでの努力に更に磨きをかけて大人へと成長する大事な時期です。
厳しい高校生活を一緒に過ごす仲間はきっと一生の仲間となるでしょう。
健康に気をつけて充実した高校生活を過ごせることを祈っております。
高校は生活環境に大きく変化がある時期です。期待感を持たせましょう。
●●さんへ
中学校ご卒業おめでとうございます。
小学校、中学校の義務教育は学びの場として勉強する姿勢を整えることができたことでしょう。
高校生活は挑戦の場です。そして大人への階段を駆け上がる大事な準備の場です。
勉強も更に厳しくなりますが、これまでの経験や新しくできる仲間がきっと支えになってくれるでしょう。
明るく前を向いて健康にも気をつけて、勉強にスポーツにがんばってください。
高校のさらに先に広がる未来もイメージできるようなメッセージもいいですね。
女子
●●さんへ
ご卒業おめでとうございます。
中学3年間、勉強も部活動もよくがんばりましたね。
ひたむきに努力しつづけたその経験は、この先きっと実を結ぶことでしょう。
高校生活でもその気持ちを忘れず、全力でがんばってください。これからも応援しています。
努力が実って高校に入学できたことをたたえましょう。
●●さんへ
中学校卒業おめでとうございます。
春からの高校生活は大きく環境も変わることでしょう。
新たな友人、進みたい夢、無限の可能性が広がっています。
勉強も難しくなりますが、一歩一歩、前に向かって進んでください。
具体的に夢を持ち始める時期です。将来の夢といったキーワードも効果的です。
高校卒業のメッセージ

高校を卒業する人はその先の進路が専門学校や大学に進学する人と、就職で社会に進む人で分かれます。
メッセージもそれに合わせ、進学先での心構えや、同じ社会人としてのエールなど、内容も違ってきます。
特に社会人となる人はやる気と不安を両方抱えているものですので、社会人としての責任や自覚はうながしつつも、励ます気持ちを前面に出すようにしましょう。
男子
●●さんへ
高校ご卒業おめでとうございます。
3年間の高校生活の積み重ねが花開きましたね。
春からの大学生活は社会人への準備期間です。
慣れない一人暮らしや新生活で困ったことがあったらいつでも相談してくださいね。
大学合格のお祝いの気持ちをメッセージにこめましょう。
●●さんへ
高校ご卒業おめでとうございます。
高校3年間の経験はきっとこれからの人生の糧になることでしょう。
専門学校に進んでも、この先の目標に向かってしっかりと勉強してください。
慣れない一人暮らしや新生活で困ったことがあったらいつでも相談してくださいね。
専門学校が具体的なスキルを身に着けられる場所であることや新生活について書いてみるのもよい方法です。
●●さんへ
高校ご卒業おめでとうございます。
社会人としての一歩を踏み出したこと、大変立派に思います。
大人としてはじまる新生活を一歩一歩しっかり歩んでください。
身体に気を付けてがんばってください。いつでも応援しています。
一人の大人として社会に出ることを応援します。
女子
●●さんへ
高校ご卒業おめでとうございます。
3年間の努力が実り、いよいよ待ちに待った大学生活が始まりますね。
大学生活は社会人への準備期間です。はじめての一人暮らしもこの先の人生の大きな糧になります。
不慣れで分からないことも多いと思いますが、いつでも相談に乗るので遠慮なく連絡くださいね。
あこがれのキャンパスライフへの期待に花を添えるような文章もいいでしょう。
●●さんへ
高校ご卒業おめでとうございます。
4月からはいよいよ短大生ですね。
授業も実習も多い短大は忙しい大学生活となるそうですが、健康を損なわないよう
充実した学生生活をお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
短大は大学以上に忙しいものです。健康にも気づかうのもいいですね。
●●さんへ
高校ご卒業おめでとうございます。
高校のご友人たちより一足早く社会に出ること、大変立派に思います。
高校を出たばかりでも社会に出れば一人の社会人として見られます。
わからないことも多いでしょうが、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と言います。
周りの先輩に聞いて一歩一歩前に進んでください。いつでも応援しています。
一足早く社会に出ることをなによりも評価するとよいでしょう。
専門学校・大学卒業のメッセージ
ほとんどの人は学生生活が終わり社会人となります。社会に出て働くことや、新たな人との出会いなど、将来への期待とともに不安も抱えているものです。
社会人の先輩として厳しいこともたくさん言えるのはもちろんですが、お祝いのメッセージはあくまでも相手を応援する気持ちを表現しましょう。
社会人として対等な立場になるというのもうれしいものです。そういった同じ目線となったことを盛り込むのも良いかもしれません。
男子
●●さんへ
専門学校ご卒業おめでとうございます。
4月からいよいよ社会人ですね。子供のころから知っている●●さんが同じ社会人となること大変うれしく思います。
一人の大人として立派に社会人としての役割を果たし、成長していくことを望みます。
身体も大事な資本ですので、慣れない一人暮らしで体調を壊さないよう、健康にも気をつけてください。
学生生活が終わるということで、小さかった頃を知っていたならそのころからを振り返るのもよいでしょう。
●●さんへ
大学ご卒業おめでとうございます。
社会人としての新生活は慣れないことも多いですが、きっと新しい世界が開けることで充実した毎日を感じることでしょう。
大学で培った教養とガッツを忘れずにいれば、あなたならきっと社会でも立派に役割を果たしていけます。
同じ大人として一緒にお酒が飲める日も近いことでしょう、楽しみにしています。
社会の荒波へと漕ぎ出していく人生へのエールを送りましょう。
女子
●●さんへ
短大ご卒業おめでとうございます。
大学生活での知識と経験や、心を許せるご友人たちは社会でもきっとあなたの支えになってくれることでしょう。
社会人としての道もその先にはたくさんの選択肢が広がっています。
健康ですこやかに未来に向かって歩んでいかれることを心よりお祈り申し上げます。
これまでの人のつながりなどを振り返りつつ、学生生活がおわり社会人としての未来が開けていることを表現します。
●●さんへ
大学ご卒業おめでとうございます。
大学生活で長かった学生生活もいよいよ終わり、これからは社会人です。
大人としての責任や自分自身の決断でものごとが進んでいきます。
これまで一生懸命がんばってきた●●さんならきっと大丈夫。これまでの経験や友人が支えになってくれることでしょう。
更なる飛躍を期待しつつ、私も精一杯、応援しています。
精一杯の応援の気持ちをストレートに表現してみましょう。
卒業祝いのメッセージのコツ
- 書き出しは【卒業おめでとう】から
- 基本的なお祝いの言葉は盛り込む
- オリジナルの要素を加える
- 厳しい内容は抑えめに
まず「卒業おめでとう」から書き出せばお祝いの気持ちを前面に出せるのと、この後のメッセージを引き立たせることができます。
つぎに続くメッセージには、それまでの学生生活をねぎらう言葉や、入学祝いや就職祝いとは重複しない程度に進学や就職先での活躍を期待するといった基本的なお祝いの言葉は入れるようにしましょう。
これらのメッセージは盛り込みつつも、オリジナルの言葉を添えて一緒に渡すと、より相手にはお祝いの気持ちや思いが伝わるものです。
相手と自分だけが知っているエピソードであったり、過去の偉人の名言を引用するといった方法も有効です。
人生の先輩として、つい説教じみた叱咤激励なども伝えたくなるものですが、あくまでもお祝いのメッセージですので、厳しい内容は控えめにしましょう。
メッセージの送りかた
卒業祝いのメッセージも時代が変わり、メールやラインといった手段で手軽に送ることもできるようになりましたが、手紙や祝電で贈るというのも良い記念になります。
祝電は文字数によって価格が変動するものが多く、凝ったデザインのものなど選ぶことができます。文章作りが苦手な人は、定型文から選べる商品があるのも魅力です。
また、卒業をねぎらい、これから先に役立つようなプレゼントを添えると、より喜ばれるのは間違いありません。
プレゼントは小学校から大学まで年齢的な差もあるうえ、相手との関係で予算は大きく異なりますが、現金のご祝儀であったり品物であったりと形を問わず、おおよそ5,000円~5万円の範囲で選ばれています。
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注意点・タブー
卒業祝いにメッセージを贈る際の注意点とタブーをご紹介します。
まず注意する点としては、卒業祝いを贈る相手が卒業できているかどうかという点です。留学や留年で卒業できていないこともあるので注意します。
また、少ないケースですが、前期卒業するという場合は9月卒業となるので、相手の卒業を確認することは忘れずに行いましょう。
卒業後も受験に落ちて次の進路が決まらず浪人する場合などは、お祝いの言葉に注意して配慮しましょう。
メッセージを作成する際にも注意すべき言い回しがあります。
- 別れる
- 終わる
- 割れる
- 絶える
- 壊れる
- 消える
- 飽きる
- 離れる
- 捨てる
以上のような言葉はお祝いには向きません。言い回しを変えることで同じ内容でも伝えることができるので、調べて言葉を選びましょう