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銀婚式とはどんなお祝い?時期や相場についてご紹介!

銀婚式とは

「節目の銀婚式は妻が喜ぶ何かがしたい。だが何をすればいいのか・・・」

「銀婚式ってどうやって両親を祝えばよいのでしょうか?」

「そもそも銀婚式ってどんなお祝い?」

銀婚式という言葉を聞いたことがないという方もおり、聞いたことがあるという方もどういうお祝いの仕方をしているかまではわからないという場合が多くいらっしゃいます。

ズバリ、銀婚式とは「結婚25年目のお祝い」です。

そこで、この記事では銀婚式がどんなお祝いか?ということや、お祝いする時期、お祝いで使う金額相場お祝いの仕方について解説していきます!

記事の中でも触れますが、銀婚式はお祝いするこちら側の年齢や関係、そして何より、相手の年齢によっても祝い方が大きく違ってくるお祝いです。

儀礼や作法が決まっている結婚祝いや還暦祝いといったお祝いとは違うため、どうしていいか迷いがちな銀婚式ですが、
この記事をご一読いただけば相手にあったお祝いができるようになるよう、内容を掘り下げました。

ではまいりましょう!

銀婚式にはどんなお祝いをしている?

銀婚式にはどんなお祝いをしている?

こんにちは、ギフト辞典ライターのロッシです。

私の両親はあと数年で金婚式を迎えますので、銀婚式は経験済みです。

しかし、当時まだ若く経済力もなかった私は、きちんと両親の銀婚式をお祝いしてあげられませんでした。

そして両親も忙しさから、自分たちの銀婚式を祝うことはありませんでした。

ここではまず、そんな銀婚式を忘れずに行えるように、お祝いをする時期や、お祝いの仕方について触れていきます。

お祝いの時期

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ミミ
銀婚式のお祝いをする最適な時期っていつなんでしょうか?
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ギフト先生
25年目の結婚記念日の半年前から当日が一般的とされていますが、そこにはこだわらず参加者が集まりやすい時期にしてもよいでしょう。

パーティーのような形で行うなら、大型連休など親戚が集まりやすい時期を選ぶのもよいかもしれません。

また、間違えてはいけないのは、結婚した年は結婚0年目で、次の年が結婚1年目の記念日となるということです。

また、近年は結婚の定義のさまざまです。

  • 入籍した日
  • 結婚式や披露宴を行った日
  • 婚約した日
  • 一緒に住み始めた日

といったケースから数えるようにするとよいでしょう。

お祝いの仕方

お祝いの仕方としては特別な食事会を開いたり、プレゼントを贈ったりして行います。

夫婦や家族でお祝いするなら

身内だけなのでレストランを予約して食事したり、リラックスできるよう自宅で食事するのもよいでしょう。

親戚や友人とお祝いするなら

友人や親戚が食事会を開く場合は、レストランやホテルといった場所でお祝いします。

銀婚式を迎える夫婦の自宅でパーティーという場合はケータリングサービスを利用するのもよいでしょう。

銀婚式の相場

銀婚式の相場

銀婚式では一般的にどのくらいの相場でお祝いが行われているのでしょうか。

夫から妻へというお祝いや、子供から両親へなど、さまざまな相手別の相場を表にまとめました。

ポイントとしては、銀婚式と金婚式は特に25周年(四半世紀)、50周年(半世紀)という特に大きな区切りのお祝いという点です。

そのため、ほかの年の結婚記念日よりもお祝いを行う人が多く、お祝いに使う金額も高めにする設定する傾向にあります。

夫から妻へ 1万円~5万円
ジュエリー、バッグなどは相場より高くなる場合も
妻から夫へ 1万円~3万円
子供(未成年)から両親へ 5,000円ほど
金額よりも感謝を表すこと自体が大事。25周年ということがわからないことも多い
子供(社会人)から両親へ 1万円~3万円
両親へのプレゼントという形のほか、一緒に出掛けて食事をごちそうするというプランもよい
親戚、友人から 5,000円~1万円
お祝いは直接渡せなければ郵送でも構わない

お祝いの注意点

お祝いの注意点

せっかくのお祝いに水を差さないように、失礼にあたる注意点や、贈ってしまうとマナー違反となるプレゼントなどについてもご紹介いたします。

避けたほうがいいもの

お祝いのメッセージなどで老いに触れることには気をつけましょう。

日本では死や苦を連想させる4や9にかかわるお祝いや言葉も控えるべきです。

例えばお祝いのプレゼントの表書きを「祝銀婚式」とすると4文字(死文字)となるので文字数を変える、といった配慮ができるといいですね。

選ばないほうがいいプレゼント

夫婦へのお祝いなので、別れや切れる、壊れるということを連想するハサミ、陶器といったものは避けましょう。

ハンカチは手布(てぎれ)と呼ぶため、手切れ(別れ)を連想するとされ、お祝いの場では贈らないほうが無難です。

こちらが若くて、親戚や知人の銀婚式祝いでプレゼントするという場合は、目上の人へ贈ってはいけないものとして、相手を踏みつけるという意味とされる靴や靴下の履物もNGです。

そしてお祝いの贈りものとして何よりも多い現金や金券は、銀婚式ではふさわしくありません。

古くからのしきたり通りでもあるので、気持ちが伝わる品物でプレゼントしましょう。

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ギフト先生
相手からのリクエストがあった場合はこれらを贈ってもかまいませんよ。

銀婚式のプレゼント

銀婚式のプレゼント
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ミミ
叔母夫婦に銀婚式のお祝いを贈ろうと思っているんですけど、何がいいのかなあ?
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ギフト先生
結婚した年齢によって銀婚式の年齢も大きく違いますから、相手の年齢にあったお祝いをしましょう。

銀婚式のプレゼントは相手との関係性がどうあれ大きく分けて、

  • 品物で贈る
  • 記念になることをする

という2つの祝い方に分けられます。

もちろん、どちらも行うことも多くあります。

品物で贈る場合は夫から妻への指輪や、妻から夫への結婚した年のワインといったお祝いです。

記念になることとは、夫婦で思い出の場所に旅行にでかける、とか、娘から両親に食事をごちそうし、一緒に食べる、家族写真を撮るといったお祝いです。

特に両親の銀婚式をお祝いするという場合は、子供であるあなたの想いが伝わるものを贈るのが一番よいのではないでしょうか。

人気のプレゼント、相手別のプレゼントについてもっと詳しく知りたい方には、具体的に紹介している以下の関連ページをご覧ください。

お祝いののしについて

銀婚式は夫婦、家族や親しい間柄で行われることがほとんどですから、他のお祝いほど熨斗(のし)を使うことはないかもしれません。

ただ、友人へのお祝いや、節目の記念に正しい形で贈りものをしたいということもありますので、のしについて少しご紹介いたします。

のしとはお祝いのプレゼントに添える紙で、のし紙とも呼ばれます。

のし紙はのし飾りと水引きが印刷されたかけ紙です。

包装紙の上からかける外のし、商品の箱に直接かけてから包装する内のしがあります。

外のし 一般的にはこの外のしで贈る
内のし 贈りものを郵送する場合は、のし紙が折れたり汚れないように内のしにする

のし紙の書き方

のし紙はお祝いの名称と自分の名前をフルネームで書きます。

お祝いの名称は水引きの上に「御祝」や「銀婚式御祝」と書きましょう。

水引きは紅白または金銀5本か7本で、蝶結び(花結び)のものにします。

水引きの下は氏名をフルネームで書きます。

家族同士でのし紙をつけて贈るなら堅苦しくなるので、下の名前だけでもよいかもしれませんね。

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ギフト先生
結婚祝いは人生1度だけという意味で結び目がほどけない結びきりの水引きを使いますが、結婚記念日は何度も積み重ねたほうがいいということで蝶結びを使います。

銀婚式のメッセージ

銀婚式のメッセージ

銀婚式の節目に、普段なかなか言えない感謝を手紙にして贈ってみてはいかがでしょうか。

普段の会話では伝えられない感謝も、手紙という形でメッセージに込めると、さまざまな思い出が浮かんできたり、自然に感謝の言葉がでてくるものです。

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ミミ
たしかにお手紙って普段とは違う気持ちになって、いろんな言葉が浮かんでくることってありますよね!

銀婚式を祝ってもらったお返しは?

銀婚式を祝ってもらったお返しは?

基本的には身内の中でのやり取りなのでお返しは不要です。

ただ、盛大にパーティーや食事会を開いてもらったといった場合には、内祝いを用意してもよいでしょう。

こうした場合は夫婦からの贈りものとして、縁起のいい紅白まんじゅうといった品物などが好まれます。

銀婚式について

銀婚式について

最後に、豆知識として銀婚式の由来や、ほかの主な結婚記念日についてもご紹介しておきましょう。

銀婚式や金婚式だけが結婚記念日ではないですから、銀婚式が終わってほっとしても、「銀婚式の次は?」と次のお祝いのことを早めに知っておくに越したことはありませんよね。

銀婚式の由来

「銀婚式」「金婚式」といった呼び名は、もともとイギリスで発祥した文化です。

結婚記念日に特別な名前を付けて、結婚25年目は英語で「Silver wedding anniversary」と呼ぶことにならい、銀婚式と呼ぶようになりました。

そもそもなぜ銀か?というところにもしっかりと意味があります。

結婚25年目となると夫婦は強いきずなで結ばれていて、またその絆はこれからもより輝きを増して続いていくということから、「時を経るほど深みが増す」ものの象徴として銀の結婚記念日と名付けられたようです。

当初は、結婚5年目、15年目、25年目、50年目、60年目の5回のみお祝いしていたそうです。

それがやがてアメリカに伝わり、その際に、15年目までは毎年、15年目以降は5年単位で祝うような現在の形にいたります。

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ギフト先生
日本で銀婚式が定着したきっかけになったのは、1924年に行われた明治天皇の「大婚二十五年祝典」がきっかけとされています。ちなみに2018年は皇太子(2019年5月1日以降天皇陛下)ご夫妻が結婚25年の銀婚式をお迎えになられました。

家族や親族での行事を大切にする風潮の日本では、親戚一同が集まってお祝いすることが多い金婚式のほうがお祝いとして定着しています。

しかし上記のように、日本で結婚記念日を祝う起点になったのは銀婚式がはじまりです。

銀婚式の計算

ここまでで銀婚式のお祝いについてはばっちり準備ができるようになったことと思います。

そこでもう一つ、最も重要で意外とわからないのが「自分たち(ご両親)の銀婚式はいつか?」ということです。

そんな計算を一発で解決してくれるのがカシオ計算機株式会社さんが運営する生活や実務に役立つさまざまな計算式が使えるサービスサイト、その名も「keisan」です。

以下のページで結婚年を入力すると、西暦と和暦でいつが何周年かわかるようになっています。

とても便利なのでぜひ活用してみてください。

主な結婚記念日

最後に主な結婚記念日を表にしてまとめてみました。15年目までは毎年記念日の呼び名がつけられていますが、以降は5年おきになっています。

銀婚式の次は30年目の真珠婚式ということがわかりますね。

結婚した年は0年目 結婚した翌年の結婚記念日が1年目となります
1年目 紙婚式
2年目 綿婚式
3年目 革婚式
4年目 花実婚式
5年目 木婚式
6年目 鉄婚式
7年目 銅婚式
8年目 ゴム婚式
9年目 陶器婚式
10年目 錫(スズ)婚式、アルミ婚式
11年目 鋼鉄婚式
12年目 絹婚式、亜麻婚式
13年目 レース婚式
14年目 象牙婚式
15年目 水晶婚式
20年目 磁器婚式、陶器婚式
結婚25年目 銀婚式
30年目 真珠婚式
35年目 珊瑚婚式、翡翠婚式
40年目 ルビー婚式
45年目 サファイア婚式
50年目 金婚式
55年目 エメラルド婚式
60年目 ダイヤモンド婚式
65年目 碧玉婚式
70年目 プラチナ婚式

いかがでしたか?

結婚25周年をお祝いする銀婚式。

25年、お互い支えあってきた奥様、旦那様。

大切に自分を育ててくれたご両親に感謝を伝える節目の記念日。

この先二人が健康でさらに輝く人生を送ることができるよう、思い出に残るお祝いになるといいですね!

銀婚式

Posted by ロッシ